2021年01月02日 (土)
【山梨県/山梨市/新築/リフォーム/ 不動産/田舎暮らし】
謹 賀 新 年
あけましておめでとうございます
昨年はコロナ感染症対策のため皆様の生活が大きく変化を余儀なくされた一年であったと思います。
「3密」「ソーシャルディスタンス」「自粛警察」など、新たな言葉も出現し、それに迎合していかなければならない雰囲気の中、人の心の寛容さが薄れてきたように思えました。
今年に入り「ウィズコロナ」から「アスターコロナ」へと対策を講じて生活を変化させましょうと、また新たな言葉の中、ねばらならない雰囲気が形成しつつあるようです。
ウィズでもアフターでも何が変化しようと、私は心の寛容さを失わなければ、他人ではなく自分の処する方向が見え、それが全体の雰囲気となればどのような状態になろうとも対応できる気がします。
今年は、「コロナ」「コロナ」の話ではなく、「いいオリンピックだったねぇ~」笑い合える一年になればと切に願っております。
改めて本年もよろしくお願い申し上げます
と言いつつ新年恒例の初詣では早速変化が‥
先ずは氏子でもあります近所の神社へ初詣。
今日はお天気も良くて
暖かく気持ちの良い朝です
いつもの参道を登っていくと、氏子総代会役員さんの手によるものか、本殿階段部に脚立とコーンが立って一方通行の処理がされています。
それほど長く、狭くはないのですが、これも「密」を避けるための方策なのでしょう
次に熊手や御守りを買いに、武田神社へ。
いつもは境内の駐車場に停められたのですが、今回からすでに警備員さんが出て近くの相川小学校へ誘導となりました。
以前はどこからでも入れましたが、正面からのみのこちらも一方通行です
「謹賀新年」ではなく「マスクを着用しましょう」の垂れ幕
時間も早かったせいか本殿への参拝はスムーズでした。
この後、混んでくるんだろうなぁ
今年から社務所が早く開いていました(問い合わせたんですけどね
)
そのために神職の方々が交代交代で対応されていました。
やり方が変わりましたが特に不便ではありませんでした。
それよりも、そのために事前の準備や、警備員さんの増員、駐車場の増確保など、来訪者に対しての対応する人や、場所の割合を増やさなければならないのが、大変なことだと思いました。
これは、我々の今年の仕事にも言えることですね。
今日の出来事も参考にしながら対応していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

葉牡丹が繋ぐ恩師との絆/a>




昨年はコロナ感染症対策のため皆様の生活が大きく変化を余儀なくされた一年であったと思います。
「3密」「ソーシャルディスタンス」「自粛警察」など、新たな言葉も出現し、それに迎合していかなければならない雰囲気の中、人の心の寛容さが薄れてきたように思えました。
今年に入り「ウィズコロナ」から「アスターコロナ」へと対策を講じて生活を変化させましょうと、また新たな言葉の中、ねばらならない雰囲気が形成しつつあるようです。
ウィズでもアフターでも何が変化しようと、私は心の寛容さを失わなければ、他人ではなく自分の処する方向が見え、それが全体の雰囲気となればどのような状態になろうとも対応できる気がします。
今年は、「コロナ」「コロナ」の話ではなく、「いいオリンピックだったねぇ~」笑い合える一年になればと切に願っております。
改めて本年もよろしくお願い申し上げます

と言いつつ新年恒例の初詣では早速変化が‥

今日はお天気も良くて



それほど長く、狭くはないのですが、これも「密」を避けるための方策なのでしょう


いつもは境内の駐車場に停められたのですが、今回からすでに警備員さんが出て近くの相川小学校へ誘導となりました。
以前はどこからでも入れましたが、正面からのみのこちらも一方通行です



この後、混んでくるんだろうなぁ



そのために神職の方々が交代交代で対応されていました。
やり方が変わりましたが特に不便ではありませんでした。
それよりも、そのために事前の準備や、警備員さんの増員、駐車場の増確保など、来訪者に対しての対応する人や、場所の割合を増やさなければならないのが、大変なことだと思いました。
これは、我々の今年の仕事にも言えることですね。
今日の出来事も参考にしながら対応していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


2016年03月05日 (土)
【山梨県 山梨市 新築 リフォーム 不動産ご相談ください】
こんにちは、弊社に新しい仲間が加わりました。
『すまいと君Ⅱ号』です。

すまいと君Ⅰ号がだんだん重い荷物が持てなくなり、新旧交代ということで、彼がやってきました。
後ろには「KAI的すまいと」とのロゴが入って

鉄骨職人からは「なんか可愛くて恥ずかしいな~」なんて言っておりますが、
オートマチックなのでもう彼の魅力にハマってご機嫌で運転しています。

カスタムはお手のもの
鉄骨屋さんらしく発電機や酸素、工具箱、鳥居をセットして完成です。

街でお見かけしたら、お声がけくだいね
ちょっとくらいの切断溶接、その場でやっちゃいますよ~
最後まで読んでいただきありがとうございました。

建築条件なし~山梨市下石森住宅用地
安全な暮らしを維持するために~定期調査報告~
こんにちは、弊社に新しい仲間が加わりました。


すまいと君Ⅰ号がだんだん重い荷物が持てなくなり、新旧交代ということで、彼がやってきました。


鉄骨職人からは「なんか可愛くて恥ずかしいな~」なんて言っておりますが、




鉄骨屋さんらしく発電機や酸素、工具箱、鳥居をセットして完成です。

街でお見かけしたら、お声がけくだいね
ちょっとくらいの切断溶接、その場でやっちゃいますよ~





2015年07月01日 (水)
【山梨県 山梨市 地域情報】
中学校PTA、学校給食運営委員会にて学校給食の様子を見学させていただきました。
学校給食を取り巻く環境、今は自校方式 (学校単位の給食室にて食事を作る) が多いですが、これからは山梨市内各学校もセンター方式 (給食センターが一括して給食を作り各学校へ供給) していく流れに向かっている状況などをお聞きした後
給食準備の様子を見学です。
先生も一緒になって配膳をしていきます。

食材が入っている容器はキッチリとフタが付いて、運搬途中にこぼれたり、異物が混入することはなさそうです。
生徒たちもみんなで準備
先生曰く「今日は人気No1メニューですよ」
生徒だけでなく私たちもワクワク
カレーかな?

ブブー、違います
今の時代はこのビビンバがNo1
なのです

味はピリ辛で美味しいのですが、スープは少し薄味
物足りない感じがしたので栄養士の先生に聞いてみると、本来の塩分量はこの位が正常で、普段食している味噌汁などは逆に多すぎるとのこと。
私は知らないうちに濃い味になっていたようです。
塩分は特に取りすぎる傾向にあるそうですので注意しましょう。
食事後、当校の学校給食に関するお考えをお聞きしました。
栄養に関しては、子供たちの成長にとって特に必要なタンパク質とカルシウムは、この給食で一日の半分は取れるようにし、カロリーも平均820キロカロリーになるように調整しています。
メニューに関しては、定期的に子供たちに人気のあるカツカレーなどを入れるだけでなく、冬至にはカボチャやゆずを使った季節を感じることのできる食材や、ほうとう、ニジマスなどの郷土食を取り入れるなど、食を通じての教育、「食育」を積極的に行っているそうです。
安全面に関しては徹底しており、アレルギーや放射線検査は言うに及ばず。
例えば野菜は三回洗って、手切りをして、茹でる時はノロ対策のため温度を85℃その都度測ります。
肉を料理する時は別エプロンに着替えて別入口から、別時間に搬入して作業動線が野菜などと重ならないようにしています。
こちらも調理の都度温度を測っていきます。
出来た料理も50g22℃で2週間保存し、誰がいつ何を作ったか全て記録して検査に備えています。
これらは説明を受けたごく一部ですが、安全に対する配慮はこういった機会が無ければ分からなかったことだと思いました。
給食を作ってくださっている関係者の方々に改めて感謝すると共に、子供達自身の成長にとっても給食という制度が大変ありがたいものなのだと、再認識させていただいた給食試食会でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

感謝の気持ちを伝える日~父の日~
中古住宅リフォームNo2~畳敷きからフローリングへ~
中学校PTA、学校給食運営委員会にて学校給食の様子を見学させていただきました。
学校給食を取り巻く環境、今は自校方式 (学校単位の給食室にて食事を作る) が多いですが、これからは山梨市内各学校もセンター方式 (給食センターが一括して給食を作り各学校へ供給) していく流れに向かっている状況などをお聞きした後

先生も一緒になって配膳をしていきます。

食材が入っている容器はキッチリとフタが付いて、運搬途中にこぼれたり、異物が混入することはなさそうです。

先生曰く「今日は人気No1メニューですよ」
生徒だけでなく私たちもワクワク

カレーかな?




今の時代はこのビビンバがNo1


味はピリ辛で美味しいのですが、スープは少し薄味

物足りない感じがしたので栄養士の先生に聞いてみると、本来の塩分量はこの位が正常で、普段食している味噌汁などは逆に多すぎるとのこと。
私は知らないうちに濃い味になっていたようです。
塩分は特に取りすぎる傾向にあるそうですので注意しましょう。
食事後、当校の学校給食に関するお考えをお聞きしました。
栄養に関しては、子供たちの成長にとって特に必要なタンパク質とカルシウムは、この給食で一日の半分は取れるようにし、カロリーも平均820キロカロリーになるように調整しています。
メニューに関しては、定期的に子供たちに人気のあるカツカレーなどを入れるだけでなく、冬至にはカボチャやゆずを使った季節を感じることのできる食材や、ほうとう、ニジマスなどの郷土食を取り入れるなど、食を通じての教育、「食育」を積極的に行っているそうです。
安全面に関しては徹底しており、アレルギーや放射線検査は言うに及ばず。
例えば野菜は三回洗って、手切りをして、茹でる時はノロ対策のため温度を85℃その都度測ります。
肉を料理する時は別エプロンに着替えて別入口から、別時間に搬入して作業動線が野菜などと重ならないようにしています。
こちらも調理の都度温度を測っていきます。
出来た料理も50g22℃で2週間保存し、誰がいつ何を作ったか全て記録して検査に備えています。
これらは説明を受けたごく一部ですが、安全に対する配慮はこういった機会が無ければ分からなかったことだと思いました。
給食を作ってくださっている関係者の方々に改めて感謝すると共に、子供達自身の成長にとっても給食という制度が大変ありがたいものなのだと、再認識させていただいた給食試食会でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



2015年03月07日 (土)
【山梨県 山梨市 地域情報】
山梨ロータリークラブが45周年を迎え、その記念事業の一つとして、ロータリー文庫が創設されました。
山梨ロータリークラブ ホームページ
式典会場はフルーツパーク富士屋ホテルです

クラブでは書籍を定期的に小中学校などの教育施設へ寄贈させていただいておりましたが、山梨市市民図書館が改修されるにあたり、通常では蔵書数が縮小しがちな、洋書絵本や英語及び外国語で読める世界の古典、話題の和書翻譯本などに的を絞って選定寄贈し、専用のコーナーを設けさせていただきます。
現図書館に仮にレイアウトしてみました

これにより、図書の寄贈が一本化され、いままでの寄贈先の利用者に対しては、より多くの書籍を効率的に触れる機会を、かつ多くの市民の方に対しても利用可能にすることができます。
種類については洋書。
幼児から青少年をメイン層として選定してます。

幼児向けとしては

yellowと書いてある単純な絵と単語だけの絵本の様ですが、
の部分を触ると鳥の羽のようにふわふわしてます。
このように視覚だけでなく、五感を使って幼児の興味や印象が残るものを選定しています。
児童向けとしては、

これはとなりのトトロの英語翻訳本ですが、こちらマンガです。
マンガなんてとお思いでしょうか?
しかし、もし英語が分からなくても、子どもたちは映画やTVなどでストーリーをある程度把握しているので、英文であってもそのニュアンスと内容が理解できます。
大切なことは退屈しないということです。
児童に対しては、自発的に洋書を手に取ってみてもらう、そこに主眼をおいて選定しています。
青少年向けとしては、
去年大ヒットしましたNHK朝ドラの花子とアンの村岡花子先生が日本語訳した赤毛のアンの原書「Anne of Green Gables」

話題性のあるハリーポッターや古典のトムソーヤ、グリム童話などがあります。
これは英語の勉強ではなく、読書をして英語に親しむことができるような本を選定しています。
これらを毎年度増冊改編してき、図書館管理者さんと共に活用方法を考えていきます。
また、読み聞かせ教室を開催したり、巡回図書館への貸し出しを行ったり
子供たちが洋書に触れる機会を作っていき、それが結果的に山梨市民図書館の特色の一つとなれば、さらなる良いサイクルが生まれてくるものと思います。
青少年の人材育成というものは、その結果がすぐに数値化されるものではありませんが、ロータリー文庫の創設により、今後来たるべき、田舎も都会もない、クローバリゼーション化された国際社会の中で、広い視野をもち、異文化との共生に柔軟に対応できる、そんな社会人育成の、初めのきっかけ作りになることが目的です。
新しい図書館においでの際は、ちょこっと「ローターリー文庫」のコーナーをのぞいてみてくださいね

最後まで読んでいただきありがとうございました。

幼いころのスケートの思い出
プリンターの故障~環境負荷を考える~
山梨ロータリークラブが45周年を迎え、その記念事業の一つとして、ロータリー文庫が創設されました。




クラブでは書籍を定期的に小中学校などの教育施設へ寄贈させていただいておりましたが、山梨市市民図書館が改修されるにあたり、通常では蔵書数が縮小しがちな、洋書絵本や英語及び外国語で読める世界の古典、話題の和書翻譯本などに的を絞って選定寄贈し、専用のコーナーを設けさせていただきます。


これにより、図書の寄贈が一本化され、いままでの寄贈先の利用者に対しては、より多くの書籍を効率的に触れる機会を、かつ多くの市民の方に対しても利用可能にすることができます。

幼児から青少年をメイン層として選定してます。



yellowと書いてある単純な絵と単語だけの絵本の様ですが、

このように視覚だけでなく、五感を使って幼児の興味や印象が残るものを選定しています。


これはとなりのトトロの英語翻訳本ですが、こちらマンガです。
マンガなんてとお思いでしょうか?
しかし、もし英語が分からなくても、子どもたちは映画やTVなどでストーリーをある程度把握しているので、英文であってもそのニュアンスと内容が理解できます。
大切なことは退屈しないということです。
児童に対しては、自発的に洋書を手に取ってみてもらう、そこに主眼をおいて選定しています。


去年大ヒットしましたNHK朝ドラの花子とアンの村岡花子先生が日本語訳した赤毛のアンの原書「Anne of Green Gables」

話題性のあるハリーポッターや古典のトムソーヤ、グリム童話などがあります。
これは英語の勉強ではなく、読書をして英語に親しむことができるような本を選定しています。
これらを毎年度増冊改編してき、図書館管理者さんと共に活用方法を考えていきます。
また、読み聞かせ教室を開催したり、巡回図書館への貸し出しを行ったり
子供たちが洋書に触れる機会を作っていき、それが結果的に山梨市民図書館の特色の一つとなれば、さらなる良いサイクルが生まれてくるものと思います。
青少年の人材育成というものは、その結果がすぐに数値化されるものではありませんが、ロータリー文庫の創設により、今後来たるべき、田舎も都会もない、クローバリゼーション化された国際社会の中で、広い視野をもち、異文化との共生に柔軟に対応できる、そんな社会人育成の、初めのきっかけ作りになることが目的です。
新しい図書館においでの際は、ちょこっと「ローターリー文庫」のコーナーをのぞいてみてくださいね






2015年02月07日 (土)
【山梨県 山梨市 建築 不動産】
銀行さん関係の経営者会でロバートキャンベル氏の講演会を拝聴させて頂きました。
「目の前のYOUとちょっと苦手なME~世界から見た日本のポテンシャルと課題~」と題し、人称の使い方から異なる日本語と英語の表現方法、そこから見える両文化の違いを切り口に、日本語そして日本人自体の世界から見た特異性を、両文化をよく知る先生ならではの視点でお話されていました。
また、マスコミでも多く取り上げられていた「I AM KENJI」の、メッセージが生まれた経緯や、その反響など、報道やネット上では知ることのできない、もう一歩踏み込んだ内容もあり、生講演ならではの貴重なお話をしていただいたと思います。
その中で
本題とはあまり関係のないかもしれませんが、先生がお好きという、幕末の歌人、国学者の橘 曙覧(たちばなのあけみ)の「獨樂吟」のお話が印象的でした。
この和歌は「たのしみは~とき」で終わる、様々なひと時を彼ならではの正直な目線でとらえた歌集だそうです。
たのしみは珍しき書(ふみ)人にかり始め一ひらひろげたる時
たのしみは機(はた)おりたてゝ新しきころもを縫(ぬひ)て妻が着する時
たのしみは雪ふるよさり酒の糟あぶりて食(くひ)て火にあたる時
たのしみは錢なくなりてわびをるに人の來(きた)りて錢くれし時
など、心根をストレートに表現した潔さに共感をおぼえるものであります。
また、日本語は人称が英語に比べ多くあるのに、それを多用しないでもこの詩のように意味が通じるところに、日本語ならではの察する表現方法があることも見てとれるそうです。
私はそんな歌の中
たのしみは衾(ふすま)かづきて物がたりいひをるうちに寝入(ねいり)たるとき
家族で布団に入って、一人一人今日の話などをしている中、一人一人寝息に変わり、最後に自分が眠る時が楽しいという歌。
そんな自分にもあったはずの状況を心の中でとらえて「たのしい」と感じることができていなかったことに気が付きました。
たのしさや、幸せを感じるひと時は全ての生活の中で必ずあるはずなのに、それを感じ事ができないのは、たのしさを逃していると同じことなのだと。
また、それを感じる事ができるのは、そのひと時を「たのしい」と捉える自分の心持ちひとつなのだと教えて頂いた講演会でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

プリンターの故障~環境負荷を考える~
建築士日々是精進~定期講習~
銀行さん関係の経営者会でロバートキャンベル氏の講演会を拝聴させて頂きました。
「目の前のYOUとちょっと苦手なME~世界から見た日本のポテンシャルと課題~」と題し、人称の使い方から異なる日本語と英語の表現方法、そこから見える両文化の違いを切り口に、日本語そして日本人自体の世界から見た特異性を、両文化をよく知る先生ならではの視点でお話されていました。
また、マスコミでも多く取り上げられていた「I AM KENJI」の、メッセージが生まれた経緯や、その反響など、報道やネット上では知ることのできない、もう一歩踏み込んだ内容もあり、生講演ならではの貴重なお話をしていただいたと思います。
その中で
本題とはあまり関係のないかもしれませんが、先生がお好きという、幕末の歌人、国学者の橘 曙覧(たちばなのあけみ)の「獨樂吟」のお話が印象的でした。
この和歌は「たのしみは~とき」で終わる、様々なひと時を彼ならではの正直な目線でとらえた歌集だそうです。
たのしみは珍しき書(ふみ)人にかり始め一ひらひろげたる時
たのしみは機(はた)おりたてゝ新しきころもを縫(ぬひ)て妻が着する時
たのしみは雪ふるよさり酒の糟あぶりて食(くひ)て火にあたる時
たのしみは錢なくなりてわびをるに人の來(きた)りて錢くれし時
など、心根をストレートに表現した潔さに共感をおぼえるものであります。
また、日本語は人称が英語に比べ多くあるのに、それを多用しないでもこの詩のように意味が通じるところに、日本語ならではの察する表現方法があることも見てとれるそうです。
私はそんな歌の中
たのしみは衾(ふすま)かづきて物がたりいひをるうちに寝入(ねいり)たるとき
家族で布団に入って、一人一人今日の話などをしている中、一人一人寝息に変わり、最後に自分が眠る時が楽しいという歌。
そんな自分にもあったはずの状況を心の中でとらえて「たのしい」と感じることができていなかったことに気が付きました。
たのしさや、幸せを感じるひと時は全ての生活の中で必ずあるはずなのに、それを感じ事ができないのは、たのしさを逃していると同じことなのだと。
また、それを感じる事ができるのは、そのひと時を「たのしい」と捉える自分の心持ちひとつなのだと教えて頂いた講演会でした。



